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世界初!カーボンチェアを福井の企業が発売

約 6 分
世界初!カーボンチェアを福井の企業が発売

イスといえば、あなたはどんなものを思い浮かべるでしょうか?

座りやすく、人の身体にカーブしたもの、柔らかいクッション、ウッドチェア…そんなものが一般的なイスでしょう。

私は先日、今まで見たことのないイスを目にし、さらに今までに座ったことのない感触を体験しました。それが「カーボンチェア」。

カーボンチェアとは

そもそもカーボンチェアとは、なんでしょう?

その名の通り、カーボンでできたチェア(イス)です。

カーボンとは、炭素のこと。この炭素を繊維として織り込んだクロス(シート)を挟み込んだものがカーボンファイバー。このカーボンファイバーを素材に使ったイスを開発した会社が福井県にあるんです。

不思議な座り心地のカーボンチェア

先日、「お座り体験」してきました。

やってきたのは、福井県越前市(旧今立町)にある「マルイチセーリング」という会社。

見たまんま、周りはのどかな田園地帯。

そんななかに、丸い円のロゴが印象的な看板とともに立っています。

しかし、入ってみると、おどろくほどオサレな空間。聞くと、普段は一般向けに開放していないが、この日は「お座り体験」として特別に開放されたそうです。

いつもおしゃれで素敵な笑顔の藤田さん。

というのも、鯖江市の印刷会社の社長、藤田順一さんのはからいで、福井県内外のゲストを招いた企画として開催。知人が知人を呼んで、このお座り体験会には、数十人が訪れ、おいしい手作りケーキやコーヒーを味わい、さらに美しい音色のバイオリンの演奏を楽しみ、さまざまな方が知り合い、ご縁を結ぶ場となりました。(藤田さんに感謝です)

筆者は、同じく旧今立、越前市にて美容室のんのんをご夫婦で経営されている見延玖美さんから、ご連絡をいただき、こちらのイベントに参加することができました。

体験会、会場の2階に足を踏み入れた時から、ゲストたちと夢のような時間が始まりました。

素晴らしいインテリアが並ぶ商談ルームを進んでいくと、今回お披露目されたカーボンチェアが威勢よくたたずんでいます。

おしゃれなインテリアがならぶショールーム
座り心地を体感するゲストたち

ゲストたちは、1人ずつカーボンチェアの感触を楽しみました。

動画に撮ったり、写真に撮ったりしながら、それぞれが見た目とは裏腹のしなるイスの感触に感動!

素材のやわらかさを背もたれを曲げながら体感するゲストたち。

椅子といえば、ふかふか、あるいは人の体にカーブしたものが多いですが、こんなに平たくて角ばったものはなかなかないですね。しかし、そんな見た目とは裏腹に、柔軟にしなるんです。

トタン屋根をイメージさせるような波打つ表面は、硬そうに見えるのですが、不思議なことに座ってみると硬さをまったく感じないんです。不思議、不思議ですねー。

マルイチセーリングの小林幸一会長が「ご主人よりも柔軟にしなるかかもしれませんよ」とジョークを飛ばしたとき、私はどこか商売人の気質を感じました。そういった言葉がすぐに出てくる瞬発力に、私は少しずつこの方は、どんな方なのだろう…と興味がわいてきました。

カーボンチェアの夢を語る


ゲストがひととおり、カーボンチェアの感触を楽しんだ後は小林会長からあいさつがありました。

燃えにくい、こわれにくいイスを求めてたどりついたカーボンという素材。

カーボンは 1トンに耐えられるという非常に高い強度を持っているそうです。

「私が亡くなっても、社会に生き続けるものを、100年後も続くものを…」とものづくりへの熱い想いを語る小林会長の姿に、その場にいた全員が惹きつけられました。

普通、イスと言えば、消耗品とまではいかないまでも、ある程度使ったらへたってまた買うというイメージでしょうか。

しかし、こちらのイスは違いました。「100年後も続く」イスなんです。こわれにくいし、燃えにくいしということですから。

私たちの生活のなかにあるイスとはまた違った次元を感じました。

時空間を越えて生きるイス?


どこか知らない国、福井のことすら知らない国、街、土地の公共施設や大きなホテルなどの公共的な空間に、存在感を放つイメージでしょうか。

もしかしたら、それは私たちがもう知らない時代、世界かもしれません。

小林会長が生き生きと語る目の先には、そんな世界が広がっているような気がしました。

ゲストたち一人一人に話しかける小林会長。細かい気遣いに「おもてなし」の心を感じる方でした。

まぁお値段も220万円と一般的な価格ではありません。うん、このイスは、海を渡り、世代を越え、時空間を超えて生きるイスなのかもしれません。

それにしても、なぜちょっとこのようにぶっ飛んだイスを開発したのでしょうか。

非常に軽くて強い、高性能な素材だからこそ

そもそもカーボンファイバーは、非常に軽くて、そして非常に強い。 日本で発明された素材だそうです。鉄と比較すると比重は1/4。強度を比べると10倍。
性能も非常に優れているそうです。耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、電気伝導性はさまざまな素材の中でも優秀。

カーボンファイバーと言われても、あまりなじみがないかもしれませんが、代表的なものは釣り竿。あの魚がかかったときに、しなるあの感じです。だから、「ご主人以上にしなる」わけです。

「次世代に継ぐ くつろぎのかたち」をコンセプトに掲げてきたマルイチセーリングさん。「モノとしての品質はもちろん、ひとや地球に負荷をかけないこと。お買い上げいただいた後もきちんとアフターケアができること。ものづくりに携わるものとしての責任ある姿勢をずっと守り続けること」という強い想いが、製品につながっています。

今回のカーボンチェアも、一つ一つシリアルナンバーがついており、アフターケアをしていくそうです。

FUKUIを世界に発信したい

今回、ロゴを新たに刷新。丸い円の中に「1」、そして創業年の「1950」と「FUKUI」。

今年(2020年)のドバイ万博にも出展されるそうです。

この新たなロゴで、ものづくり福井もPRしていくというFUKUIブランド。

燃えにくい素材。1トンに耐えられるという強度。
知らない街で、遠くの場所で、ずっと存在し続けているかもしれません。そんな歴史に残るような椅子になっているかも。そんなことをふと思いました。

体験会は、また随時開催される予定だそうです。

カーボンチェアを販売している会社について

マルイチセーリング株式会社

ウェブサイトはこちら

所在地:福井県越前市赤坂町33-8-1

電話:0778-43-0101

事業内容:家具・インテリア関連の企画、生産、卸販売。ホテル・商業施設・オフィスなど家具インテリア設計施工。

社内にあるショールームは、前述したように、普段は一般向けに開いてはおらず、完全予約制となっているようです。

また体験会があることをお楽しみに!

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福井で観光しよう!っとなって、まず思い付く物は恐竜だと思います。 しかし、福井ってそれだけ?って思う人も、いるのではないでしょうか。 私は、県外から引っ越してきて、福井県の良いところってそれだけじゃないよ!って思う所が多々あり、その良さを伝えたい!っと思いました。この場を借りて、福井の様々な訪れて欲しい場所や、新鮮でおいしい食べ物を紹介させて頂きたいと思っていますので、どうかよろしくお願い致します!
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